先日、ソフトバンクの方に格安SIMからの乗り換えを勧められました。
格安SIMを利用していることを伝えると、どこの会社も大抵すぐに引き下がります。
これもある意味、格安SIMに変えたメリットと言えるでしょう。
しかし、
「短期間でも良いのでどうですか?」
「キャッシュバックを利用すると、無料で新機種に変えられますよ!」
と珍しく食い付いてきたので、本当にお得なのか?を考えてみたいと思います。
最低限かかる諸費用について
私は、LINEモバイルの契約を2018年12月に行いました。
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LINEモバイルは、利用開始日の翌月を1ヶ月目として12ヶ月目の末日まで(末日を含む)に、サービスの解約またはMNP転出をする場合は9,800円の解約手数料が発生。
※2019/4/30までに音声通話SIMを申し込みした場合
私の場合、12ヶ月経過していないので、解約手数料が9,800円必要です。
それに加えて、MNP転出手数料3,000円が必要。
※MNP転出手数料は利用日数に関係なく必要。
まず、大手キャリアへ乗り換える為に合計12,800円が必要ということです。
次に、短期間のみ大手キャリアで契約し、その後格安SIMに戻ると仮定する。
大手キャリアは2年縛りがあるので、どの会社も解約手数料が9,500円必要です。
※一応2年縛りの無いプランもありますが、今回はありで計算しています。
それに加えて、MNP転出手数料3,000円が再度必要になります。
大手キャリアに乗り換え後、再び格安SIMに戻った場合、
最低限必要な諸費用は「25,300円」です。
料金プランについて
現在、私はコミュニケーションプランの3GBで契約中なので、月額1,690円です。
※これに加えて若干通話料金がかかっていますが、変動がある為計算から除外します。
大手キャリアでほぼ同じデータ容量で契約を仮定。
- ドコモ :3,980円(ギガライト3GB以内)
- au :4,480円(新auピタットプラン4GB以内)
- ソフトバンク:4,980円(ミニモンスターで2GB以内)
※家族割などの適用されない割引を除いた金額です。
データ容量を1GB以下にすればもっと値段を抑えられますが、私の使用状況では難しいので、最低2GBのプランで計算。
この3つの中でも、真ん中の金額であるauの4,480円を基準として考えてみます。
現在の利用料金と乗り換え後の利用料金の差額は約2,800円です。
半年利用したとすると、約17,000円高くなるという計算です。
諸費用と合わせると「約42,000円」余分にかかります。
しかし、あくまでこの金額は最低金額です。
どのキャリアも、使ったデータ容量に応じて金額が変動するプランです。
少しデータ通信量が増えるだけで、月々2,000円ほど金額が上乗せされます。
機種代について
機種に関しては、今回勧められた「iPhone8」で考えたいと思います。
- Apple公式 :64GBで税込73,224円
- ドコモ :64GBで税込79,704円
- au :64GBで税込91,440円
- ソフトバンク:64GBで税込86,400円
こうして見ると、キャリアによってかなり幅があることが分かります。
一番安いドコモであれば、差額は約6,500円です。
一番高いauであれば、差額は約18,000円です。
こちらの計算も、真ん中の金額であるソフトバンクで考えてみます。
Appleの公式サイトで購入した場合と比べると、差額は約13,000円です。
これまでの金額を全て合わせると、最低でも55,000円かかる計算になります。
まとめ
上記で出した金額は、あくまで私の現在の契約状況を元に算出したものです。
今回勧められたのは、最大8万円のキャッシュバックでした。
乗り換えるつもりは無かったのでキャッシュバックが最大になる条件を聞いていませんが、8万円のキャッシュバックなら乗り換えもアリかもしれません。
6万円くらいなら、時間や手間を考えるとやらないでしょう。
ここまで計算して思ったのは、
大手キャリアへの乗り換えにはかなり費用がかかると言うことです。
単なる高額キャッシュバックに釣られるのでは無く、それが本当にプラスになるのか?一度計算みてからでも遅くありません。
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